JavaScriptを有効にしてください。

11月〜4月くらいまでお休みします。冬季休業中に何をしているか。

考えごと 日々のこと

箕澤屋は、2017年現在、11月〜4月まで、長めの冬季休業中です。

実際にお会いした方々にはお話してるのですが、この冬季休業のことや、その間に管理人は何をしているかなど、改めてここで書いてみようと思います。

今回は、写真はほぼなしで心の内を淡々と書きますね。

冬の間、長めにお休みします

2017年7月に箕澤屋が改修後に再オープンしたとき、はじめから営業は春〜秋まで。11月〜は休業する、と決めていました。

その理由の一つは寒さ。

ここは、やはり雪国長野。

冬になると寒さがかなり厳しく、ましてや断熱材も入っていない、隙間だらけの古民家ともなると、寒さは半端じゃないです。

地域全体としても、スキーやスノーボードといった冬スポーツ以外では、観光で来る人も少なくなるため、冬季休業しているところは割と多いです。

それにしても、11月〜4月で休むと伝えると、けっこう長いね。とよく言われます。

人によっては、やる気ないんじゃないか、と言われそうです。

うーん、どうだろう?

やる気ないかあるかで言ったら、なくはない。と思います。

自信をもって、絶対にやってやる!というのともちょっと違いますが。

ただ、大切にしているのが、長期的な目線で続けられること。

こうやって2016年に改修を始めてから、いろいろと動いておりましたが、突っ走って燃え尽きる、ということになってしまったら、この活動の発端になった、「この家を残す」ということにつながりません。

とにかく、ゆっくりでも長く。

現状の体制を考えると、現時点できる営業期間というのが、この半年だったということです。

冬季休業の理由

理由を聞かれたときには、冬は暖房設備が整っていないため、ということでお伝えしており、それが大きな理由でもあります。

が、もう一つ理由があります。

それは、管理人である私が一時的にここから離れてしまう、ということです。

そもそも、私がこの家の管理する案が出たとき、やりたい気持ちはありつつも、なかなか踏み切れませんでした。

それは、今後もずっとこの場所にいられるかが分からないということです。

管理人となると、やはりその場所にいることが条件。

私はそもそも、一つの場所にずっといられるタイプの人間ではないと思っていて、実際に今まで引っ越した回数は、約10年で6回ほど。めちゃくちゃ多くはないですが、少なくはないですよね。

そんな私が、これから先、一つの場所にずっと留まれるはずがない。そう思っていました。

しかし、最終的にやろうと決めたのは、家族の支えと環境が完全に整っていたから。

環境が整っていたというのは、その頃、私の仕事が落ち着いてきて、東京でなくてもできるようになっていたから。あとは、それなりの経験を重ね、自分でも何とかできるかもしれない、という気持ちの部分もあります。

こんな恵まれた状態なのに、今何もやらずにこの家が放置され、朽ちていくのは、もったいなさすぎる。

先は見えないけれど、まずは行動しないと何も始まらない。

問題が出てきたら、その時に対処法を考えよう。

そんな想いで、はじめました。

ただ、始めてから約数ヶ月後、さっそく夫の転勤が決まり、初年度からどうしようか。。という想いで運営が始まることとなりました。

家族とも相談し、そこで出した結論が、年に半分だけオープンさせる、というものです。

偶然にも、この箕澤屋が快適なのは春〜秋にかけての間だけ。

あとは、真冬の寒さが厳しい時期が続くため、相当な暖房設備がないと、来ていただく人もなかなか快適には過ごせません。

さらに、父のフルーツ農園も、果実が実るのが、春〜秋にかけての間だけ。

これなら、この期間だけ運営をすれば、無理なく続けられてちょうどいいんじゃないか。

残りの半年は、夫と共に過ごすこともできる。(実際に、過ごせているかは別ですが。。)

期間限定の夏の古民家として運営していくことで、無理のない形で、長く保存していく方針をとることにしました。

お金が必要。しかし、それ以上に人が必要。

古民家を残すためには、まずお金が必要です。

老朽化した建物を維持するためには、大きな改修をしなくとも、これ以上の腐りが進むのを食い止める補修工事だけでも、たくさんの費用がかかります。

この箕澤屋も、長年一時的な継ぎ接ぎをしながら何とかここまで保ってきたため、本格的に維持するために、腐敗した屋根や柱、床の土台など、建物の基本的な部分の補修工事だけで、多くの費用がかかっています。そして、ひとまず落ち着いたと思っても、さらに危険な箇所が出てきて、再び補修が必要。という繰り返し。

おそらく、ただ住むことを考えれば、すべて潰して新築を建てたほうがよっぽど安上がりです。

そんな調子で、莫大なお金がかかることが一番にあります。

しかし、それ以上に大切なのが、人です。

いくらお金をかけて補修しても、それを管理して守る人がいなければ、家はすぐに老朽化していきます。

もちろんそれも、お金があれば何とかなるのかもしれませんが、人がどんどん減っている今の時代に、決してよいとは言えない条件で、ぴったりな人を見つけるのも難しいです。

この家を残していくためには、お金と人、この部分を長期的な目線で解決していく必要があります。

まずは、管理人兼家主の私がするべきことは、このお金(収益が出ること)と人(人が集まる環境)を考えながら、運営していける仕組みを少しずつ作っていくことなのかなと考えています。

来季に向けてゆっくりと動いてまいります。

さて、既に休業に入っている箕澤屋。

はー終わったー!とのんびりしているわけではありません。(ちょっとはのんびりしているときもあるけどね。)

以前から利用していただいている、一部オフィスとしての機能は続いており、さらに、休業中だからこそできることも山積み。

さっそく次に、崩れかかっている土蔵をどうするか、来年の予定を組み立てつつ、再びホコリまみれの作業が始まりそうな気配がしております。また、作業するときには久々にタイムラプスでも撮ろうかなー。

といっても、徐々に本格的な厳しい冬が迫ってきているので、あとは時間との勝負。

11月にあれして、12月にこれして、1月に・・・って考えてたら、春なんてすぐじゃん!

半年営業でも、意外に時間ってない。

なんだかんだで、私も離れることなくずっとここにいたりして。笑

とにかく!来年もそのときのタイミングや巡り合わせに身を任せながらも、少しずつ成長していきたいと思っています。

今年以上に、人が来て楽しい場所になっていたらいいなー。

そして2018年5月、再びオープンのときをお待ちいただければ嬉しいです。

あとは、古道具好きの方、これからの片付け段階で、もしかしたら突然、道具のたたき売り!なんて案内も、もしーかしたらするかもしれません。ご興味ある方は、箕澤屋のこのブログやSNSなどをチェックしていていただけるとありがたいです。

Share this:
このカテゴリの他の記事
古民家の裏庭に作られたスズメバチの巣を駆除してもらったはなし
古民家の裏庭に作られたスズメバチの巣を駆除してもらったはなし
囲炉裏を囲んで営業終了。温かい人たちに支えられ、今後のことを考える。
囲炉裏を囲んで営業終了。温かい人たちに支えられ、今後のことを考える。
9月17日(土)のカフェでは生プルーンを販売!限定デザートもあり。
9月17日(土)のカフェでは生プルーンを販売!限定デザートもあり。
Information

2017年のカフェ営業・イベント共に終了いたしました。7月〜の短い期間でしたが、本当にありがとうございました!
来年は、5月頃の再開を目指しています。箕澤屋でまたお会いできるのを楽しみにしております。

Event Space
5月〜10月の間、箕澤屋はレンタルスペースとして貸し出しております。2017年は受付終了いたしました。来年の情報は決まり次第こちらでお知らせします。
→2017年の情報はこちら
About
箕澤屋の管理人Ayaoです。あるきっかけから築150年古民家「箕澤屋」に関わることになりました。生活の半分を箕澤屋拠点にして、箕澤屋のこと、周辺のこと、ときにはそれ以外のことなどを書いています。詳しくはこちら
管理人の個人的なことなどは、Twitter @Ayao3308でもときどきつぶやいています。
Follow me

Instagram