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古民家の裏庭に作られたスズメバチの巣を駆除してもらったはなし

虫との戦い 日々のこと

白い防護服で立ち向かっていく姿が、何だかとってもたくましく見えるのは私だけでしょうか。

これだけでお気づきとは思いますが、そう、箕澤屋に今年、蜂の巣が作られてしまいました。

ちなみに、蜂の凶暴なシーズンって知ってますか?

私はちょっと前まで知らなかったです。東京に住んでいたときは、あまり外にも出かけないし、そんなの意識しなくても大丈夫だったから。

先月あたりにいくつかニュースにもなってましたが、蜂の凶暴な時期は8月〜10月。

そして、ここ箕澤屋でも他人事ではありませんでした。

スズメバチを裏庭で発見。まさかの蜂の巣が作られていました

私は本当に、蜂がダメ。過去2回、蜂に刺された経験があるからというのもありますが、人間への直接的な被害が出る可能性があるから、嫌いというか、怖いんですね。多くの人がそうかもしれないけど。

なので、蜂には割と敏感。

古民家の運営を始めてまもない春頃、蜂の巣は作られないように気をつけたほうがいいよーと言われて、そうか。ここは田舎、そりゃ蜂もいるよね。嫌だなーと怖がっていたのですが、夏の間まで、蜂が飛んでいるのは目撃しても、巣らしきものは見当たりませんでした。

よかったー!何とか今年は大丈夫そうだな。
なんて、のんきにしていたんですね。

しかし。

9月中旬になって、まさかの騒動。

最初に気づいたのが、父。

箕澤屋の裏庭は、駐車スペースになっているのですが、夏の間は草の勢いがものすごい。

1〜2週間に1度は草刈りをしなければならない状態だったため、ときどき作業をしていました。そして秋が近づいてきた9月のある日、父が草刈りの際に、何匹か蜂が飛んでいたと。もしかしたら、巣があるかもしれないぞ。

えー!それは困る。

びくびくしながら遠目で見に行ったけど、そのときには蜂は確認できず。
父も、巣は目視できなかったとのこと。

うーん、巣が本当にあるのだろうか。。。
怖いなー、嫌だなーと思いつつ、その時は放置しておりました。

そして、2週間後くらいにまた、草刈りにやってきた父。

さて、草刈りを始めるかと出ていってまもなく、ダダダッと戻ってきて

「やられたー!」

と。

そう、父が刺されました。

しかも、刺されたのはスズメバチ。

アナフィラキシーショックが怖いので、念のため、これは病院に行ったほうがいいとの判断で、すぐさま一番近い病院へ連れていきました。

蜂の巣を自分たちで駆除するか、プロにお願いするべきか

このとき、ちょうど台風が去ったあとで、その被害で屋根が吹き飛ぶなどして、それがようやく落ち着いたと思ったタイミングだったのに、今度は蜂騒ぎ。

気持ち的には、この問題からは逃げたかったけれど、被害が出ているのだから、そのまま放置しておくわけにもいかないよね。。

さて、このできてしまった蜂の巣、どう対処するか。

正直、蜂の巣ができていたとしても、被害の可能性が少ない場所だったら、そのままにしてしまうと思うのだけど。。今回作られてしまったのは、裏庭の駐車スペースの近く。

しかも、イベントスペースとして利用を開始して、さあこれからイベント盛りだくさんというとき。これで、来てくれた方に何かあったら大変です。

最初は、自分たちでがんばって駆除するか、という話も出ていたのですが、何とも今回難しかったのが、蜂の巣が直接見えないということ。

巣さえ見えれば、さすが自然と戦うことに慣れている田舎の方たち、スプレーを買ってきて自分で駆除してしまうんですよね。私には絶対無理だけど。

いろんな方に相談したり、話を聞いたりして考えた結果、慣れていない自分たちが防護服もなしで駆除するのは危険と判断し、プロにお願いして駆除していただくことにしました。

町役場に紹介してもらい、さっそくプロが駆けつけてくれました

さっそく蜂を駆除してくれる方探し。

蜂の駆除なんて、今までお願いしたことがなかったので、探し方も分からず。とりあえずネットで調べてみると、役場で紹介してくれるとのこと。そこで、さっそく町役場に電話して紹介していただいたのが、「蜂心」さんという、伊那エリアを中心に蜂の駆除をしている方。

連絡したところ、本当に素早い。
ちょうど予定も合ったようで、その日の夕方には駆けつけてくれました。

到着すると、様子を見ながらすぐさま準備。
私も、怖いながらも興味もあり、見てもいいですか?と伝えたら、車の中から見学させてくれました。

そこからは、さすがプロです。
防護服に着替えて、巣があるであろう場所に立ち向かっていきます。

何ともたくましい。
蜂が飛んでいる場所へ近づき、そこからは見ものでした。

まずは、煙幕で蜂を気絶させ、

出てきた蜂や帰ってきた蜂は、粘着シートを使って捕獲。

ネットにもそのまま捕獲。

約15分ほどで終了して、蜂が入った袋と共に戻ってまいりました。

そのときに見せてくれた蜂がこちら。

iPhone6サイズと比べてもかなりのサイズ。

そう、巣を作っていたのは、スズメバチはスズメバチでも、オオスズメバチだったようです。

蜂と言えば、家の軒先なんかにどーんと巣を作るイメージが大きいと思うけど、オオスズメバチの特徴で、彼らは巣を地面や木の根元など、見えないところに作るらしく、まさに箕澤屋の裏庭でも大きな木が倒れていて、その間の空間を出入り口に巣を作っておりました。

そんなオオスズメバチ、蜂心さんでも、オオスズメバチの巣を駆除するのは1シーズンの中でも、そこまで多くなく、2〜3件程度とのこと。

実は、今回殺虫剤スプレーで一気に駆除してしまう予定だったのですが、予想外にオオスズメバチだったので、急遽予定変更で、殺虫剤を使わない方法で駆除したそうです。

というのも、長野の方ならご存知ですが、長野の特にこの伊那谷地域は昆虫食のメッカとも言うほど虫を食べる習慣があり、産直なんかにいくと、虫の佃煮とかがずらっと並んでます。中でも蜂の子なんかは高級食。

オオスズメバチともなると、数も少ないのでけっこういい値段で売れるらしいです。

長野生まれでも、東京慣れしてしまっている私は、虫を食べる事自体がけっこう衝撃。捕獲して売りますか?なんて聞かれたけど、いえいえ結構です。。汗

蜂の生態を知れば対処法も分かる

何とか無事、蜂の巣を駆除できて、一件落着。

今回の蜂騒ぎ、最初はまたもや新たな問題発生とうんざりしていたけど、プロにお願いして本当によかった。

というのも、蜂を駆除をしてもらえたことはもちろん、駆除の様子まで見学して、後々に役に立ちそうな蜂の習性や特徴についても知ることができたから。

<古民家は蜂の巣を作るのに絶好の場所>

最初に言われたのが、こういう古民家は蜂の巣作りに絶好な場所だからねー、ということ。

木造で、木の陰がたくさんあって、家を作るには快適な場所なんでしょうね。

巣を駆除したあとも、秋の心地よい晴れた日、今度は小さめの蜂たちが塀の上を飛び回っていて、また巣か!と思いきや、あまりにも心地よい場所だから、人間と同じように天気がいいから心地よい場所に集まってきたりするそう。

<蜂の巣を作らせないためには春のうちに対策すること>

今まで、蜂は、夏の間にただ現れる程度にしか認識してなかったのですが、蜂にも1年のサイクルというのがあるということをよく理解しました。

まず、冬を越すのは女王蜂だけで、それ以外の蜂は冬までに死んでしまうらしい。
女王蜂が冬眠から覚めるのが春。そこから巣作りを始めて、働き蜂を生みます。その後、徐々に巣と働き蜂が共に成長していき、8月〜10月に凶暴になる。

つまり、春のうちの巣を作る前に、巣を作られては困る場所に、ホームセンターで売っているような蜂取り用の仕掛けをしておくと、巣作りの場所探しをしにきた兵隊蜂たちが捕獲されてしまうので、巣作りに最適な場所とならず、作られにくいそう。

そのタイミングを逃して、夏になってしまうともう手遅れ。再び蜂との戦いをしなければなりません。

蜂を育てて売りたい人以外は、春にしっかり対策しておいたほうがいいね。箕澤屋も来年は気をつけよう。

<蜂の被害を抑えるために知っていおきたいこと>

あとは、蜂に狙われるのを避けるために、知っておいたほうがいいことをいくつか。

・黒い服は避ける

これは、アウトドア好きや外仕事をしている人ならよく知ってると思うけど、注意点の一つ。
実は、昨年私もここ箕澤屋で草刈りをしている最中にアシナガバチに刺されたのですが、そのときにしていた手袋の色が黒。それが原因かは分からないけれど、突然現れた黒い物体に、敵だと思って刺したんじゃないかなーと。

・音と振動

今回教えてもらったことで、スズメバチは大きな音と振動で刺激してしまうそう。それを知らずに、父が使っていた草刈り機は、まさに大きな音と、草を刈る振動そのもの。

これによって、巣からある程度距離があったにも関わらず、様子見すらなく一気に攻撃してきたのではないかと思います。

 
というわけで、この蜂経験は、この夏の中でもかなり大きな一大事でしたね。

いろいろ調べているうちに、スズメバチの顔も覚えてしまったくらい。

古民家には、虫との付き合いがつきものということが、よーくわかった出来事でした。

ちなみに、下記は、オオスズメバチの焼酎漬け。

右の透明な方が、今回箕澤屋の裏庭で捕獲したオオスズメバチ。

飲み続けると、リュウマチなど神経系の病気に効果があるらしいです。(効果は人にもよるそうです)

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2017年のカフェ営業・イベント共に終了いたしました。7月〜の短い期間でしたが、本当にありがとうございました!
来年は、5月頃の再開を目指しています。箕澤屋でまたお会いできるのを楽しみにしております。

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箕澤屋の管理人Ayaoです。あるきっかけから築150年古民家「箕澤屋」に関わることになりました。生活の半分を箕澤屋拠点にして、箕澤屋のこと、周辺のこと、ときにはそれ以外のことなどを書いています。詳しくはこちら
管理人の個人的なことなどは、Twitter @Ayao3308でもときどきつぶやいています。
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